闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆
休憩時間教室にいると、どうしてもトオコとユウキの2ショットを見ることになってしまうので、セイコは1人で中庭や渡り廊下に移動して時間を潰した。
今頃2人はどんな話をしているんだろう。
また手を繋いでいるんだろうか。
そう考え出すと止まらなくて、持ってきた本はちっとも先に進まなかった。
15分の休憩時間はどうにかやりすごすことができても、40分の昼休憩をすべて教室以外で過ごすことは難しかった。
給食だけはどうしても教室で食べないといけない。
今日のメニューであるクリームシチューを口に運びながら、耳はトオコたちの会話を聞いている。
「えぇ、それ本当?」
「本当だって! 今度みんなで行ってみようよ!」
なんの話かわからないけれど、出かける話で盛り上がっている。
昼休憩となるとクラスの女子のほとんどがトオコの周りに集まり、一緒にご飯を食べている。
その中に男子が1人、ユウキが混ざってトオコの話を聞いているのが見えた。
どうして!?
咄嗟にそんな疑問が浮かんできて、スプーンを握りしめる手に力が入る。
休憩時間教室にいると、どうしてもトオコとユウキの2ショットを見ることになってしまうので、セイコは1人で中庭や渡り廊下に移動して時間を潰した。
今頃2人はどんな話をしているんだろう。
また手を繋いでいるんだろうか。
そう考え出すと止まらなくて、持ってきた本はちっとも先に進まなかった。
15分の休憩時間はどうにかやりすごすことができても、40分の昼休憩をすべて教室以外で過ごすことは難しかった。
給食だけはどうしても教室で食べないといけない。
今日のメニューであるクリームシチューを口に運びながら、耳はトオコたちの会話を聞いている。
「えぇ、それ本当?」
「本当だって! 今度みんなで行ってみようよ!」
なんの話かわからないけれど、出かける話で盛り上がっている。
昼休憩となるとクラスの女子のほとんどがトオコの周りに集まり、一緒にご飯を食べている。
その中に男子が1人、ユウキが混ざってトオコの話を聞いているのが見えた。
どうして!?
咄嗟にそんな疑問が浮かんできて、スプーンを握りしめる手に力が入る。