闇夜ヨルの恐怖記録 1
効果がなくなったのはトオコのせいだったんだ。
一人ぼっちになったトオコを可愛そうだと思ったことを、今では後悔している。
同情なんてしていなければ、昨日手を差し伸べることだってなかったのに。
幸いなことは人間接着剤がまだ残っていることだった。
明日忘れないように学校に持ってきて使わないといけない。
同じ人間に使うのは嫌だったけれど、こうなってしまうとどうしようもなかった。
セイコは奥歯をギリッと噛みしめる。
無駄に使わせやがって。
湧いてくる怒りを押し込めて、トイレから出たのだった。
一人ぼっちになったトオコを可愛そうだと思ったことを、今では後悔している。
同情なんてしていなければ、昨日手を差し伸べることだってなかったのに。
幸いなことは人間接着剤がまだ残っていることだった。
明日忘れないように学校に持ってきて使わないといけない。
同じ人間に使うのは嫌だったけれど、こうなってしまうとどうしようもなかった。
セイコは奥歯をギリッと噛みしめる。
無駄に使わせやがって。
湧いてくる怒りを押し込めて、トイレから出たのだった。