闇夜ヨルの恐怖記録 1
ユウキは女子の中に入って一緒にご飯を食べるような人じゃない。
クラスのムードメーカーで、いつも一番大きな声で笑っていて、サッカーが上手でかっこよくて。
それはすべて、小学校の頃セイコが見ていたユウキの姿だった。
今は違う。
ユウキは中学に上がってから変わってしまったのだ。
それを理解すると胸がチクリと傷んで、セイコはトオコを睨みつけていた。
ユウキが変わってしまったのはトオコのせいに違いない。
トオコがユウキを変えたんだ。
自分の好きだったユウキはもういない。
私に話しかけてくれて笑ってくれたユウキはいない。
叫びだしそうになる感情を、セイコは下唇を噛み締めて必死に堪えたのだった。
クラスのムードメーカーで、いつも一番大きな声で笑っていて、サッカーが上手でかっこよくて。
それはすべて、小学校の頃セイコが見ていたユウキの姿だった。
今は違う。
ユウキは中学に上がってから変わってしまったのだ。
それを理解すると胸がチクリと傷んで、セイコはトオコを睨みつけていた。
ユウキが変わってしまったのはトオコのせいに違いない。
トオコがユウキを変えたんだ。
自分の好きだったユウキはもういない。
私に話しかけてくれて笑ってくれたユウキはいない。
叫びだしそうになる感情を、セイコは下唇を噛み締めて必死に堪えたのだった。