闇夜ヨルの恐怖記録 1
どこにもない
放課後になると誰よりも先に教室を飛び出して昇降口へ走った。
靴を履き替えるのももどかしく外へ飛び出し、校門を抜ける。
こういう時に自転車学区ならよかったのにと感じる。
残念ながらセイコの家は学校から2キロしか離れていないため、自転車通学にはならなかった。
それでもできるだけ早く家に帰りたくて早足で歩道を歩く。
家の屋根が見えてきた頃には息が切れて、汗が額から流れてきていた。
それを気にする暇もなく玄関に入り、靴を脱ぎ散らかして階段を駆け上がる。
リビングから母親の声が聞こえてきたけれど答える余裕だってなかった。
自室に飛び込んで机に駆け寄り、引き出しを開ける。
中の物をひっくり返して接着剤を探すけれど、見当たらない。
ここじゃなかったっけ?
右側にある引き出しを開けてそこも調べる。
やっぱりない。
「入れておいたはずなのに!」
使い切っていない人間接着剤があるはずだ。
必ず!
靴を履き替えるのももどかしく外へ飛び出し、校門を抜ける。
こういう時に自転車学区ならよかったのにと感じる。
残念ながらセイコの家は学校から2キロしか離れていないため、自転車通学にはならなかった。
それでもできるだけ早く家に帰りたくて早足で歩道を歩く。
家の屋根が見えてきた頃には息が切れて、汗が額から流れてきていた。
それを気にする暇もなく玄関に入り、靴を脱ぎ散らかして階段を駆け上がる。
リビングから母親の声が聞こえてきたけれど答える余裕だってなかった。
自室に飛び込んで机に駆け寄り、引き出しを開ける。
中の物をひっくり返して接着剤を探すけれど、見当たらない。
ここじゃなかったっけ?
右側にある引き出しを開けてそこも調べる。
やっぱりない。
「入れておいたはずなのに!」
使い切っていない人間接着剤があるはずだ。
必ず!