闇夜ヨルの恐怖記録 1
そう思って必死に探しても接着剤は見つからない。
一番下の大きな引き出しの中にもなくてセイコはその場に立ち尽くした。
「なんでないの!?」
大声を張り上げて叫び、引き出しを取り出して文字通りひっくり返していく。
引き出しの奥の方へ入ってしまったのかと思ったが、それでも見つけることができなかった。
「ちょっとセイコ、大きな声をあげてどうしたの?」
セイコの声に気がついた母親がノックもせずに部屋に入ってくる。
そして荒れ放題の部屋を見て目を丸くした。
「なにしてるのあんた!」
「接着剤を探してるの!」
母親に怒鳴られたって気にならないくらい焦っていた。
あれがないと再びくっつくことができない!
「接着剤? あぁ、それからお母さんが借りたのよ」
その言葉にセイコは動きを止めて、マジマジと母親を見つめた。
「リビングの椅子の足が折れちゃったから」
何でもない様子の母親は、あれがどういうものなのか理解していないみたいだ。
「どうして勝手に人のものを使うの!?」
今にも掴みかかりそうな勢いで母親に駆け寄る。
一番下の大きな引き出しの中にもなくてセイコはその場に立ち尽くした。
「なんでないの!?」
大声を張り上げて叫び、引き出しを取り出して文字通りひっくり返していく。
引き出しの奥の方へ入ってしまったのかと思ったが、それでも見つけることができなかった。
「ちょっとセイコ、大きな声をあげてどうしたの?」
セイコの声に気がついた母親がノックもせずに部屋に入ってくる。
そして荒れ放題の部屋を見て目を丸くした。
「なにしてるのあんた!」
「接着剤を探してるの!」
母親に怒鳴られたって気にならないくらい焦っていた。
あれがないと再びくっつくことができない!
「接着剤? あぁ、それからお母さんが借りたのよ」
その言葉にセイコは動きを止めて、マジマジと母親を見つめた。
「リビングの椅子の足が折れちゃったから」
何でもない様子の母親は、あれがどういうものなのか理解していないみたいだ。
「どうして勝手に人のものを使うの!?」
今にも掴みかかりそうな勢いで母親に駆け寄る。