闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆

「ここは……ペットショップ!?」


夢の中でミハルはペットショップの店員になっていた。


茶色いエプロンを付けて、右手には犬用の餌を持っている。


ゲージの中では沢山の子犬たちがミハルの餌を待って吠えていた。


「わぁ、可愛い! 餌がほしいのね? ちょっと待って」


ミハルはすぐにゲージに駆け寄り、ひとつひとつの開けてトレーの中に餌を入れてあげた。


子犬たちはすぐに駆け寄ってきて、勢いよく餌を食べている。


餌をあげたあと子犬たちは眠くなる。


ミハルは一匹の子犬を膝に乗せてブラッシングを始めた。


子犬は心地よさそうに目を細めて、すぐに眠ってしまった。


子犬の暖かな温もりと、柔らかな毛並みを感じて頬は緩みっぱなしだ。


「あぁ、幸せな仕事! やっぱり私はペットショップの店員さんになりたい!」
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