年上なのに、翻弄されて
「ね! ハクねぇ~ってば可愛いでしょ?」
「ははっそうだね」
何故か目を丸くした秋巴さんに,沙羅ちゃんは私を可愛いと言いながら,更に私の腕に身を寄せる。
そして,秋巴さんもそれに同意した。
そうだねって……
さらっと同意されたことについドキリとした。
「呉羽?」
ちょっと怒った声の蓮に顔を向ければ,握られた手の甲にキスを落とされた。
伏せられた目が,妙に魅惑的で……
自分の父親に変な反応するなってこと?
仕方ないじゃん,慣れてないんだから……
それから私,そろそろ限界なんだけど…
そんな風に思った。
今,私達は広い車内に3人並んで座っている。
何故か真ん中が私で,2人は車に乗っても手を離してくれず,ずっと握ったまま。
蓮に至っては時々私の手を弄って遊ぶから,油断も好きもありゃしない。
くすぐったい。
「ははっそうだね」
何故か目を丸くした秋巴さんに,沙羅ちゃんは私を可愛いと言いながら,更に私の腕に身を寄せる。
そして,秋巴さんもそれに同意した。
そうだねって……
さらっと同意されたことについドキリとした。
「呉羽?」
ちょっと怒った声の蓮に顔を向ければ,握られた手の甲にキスを落とされた。
伏せられた目が,妙に魅惑的で……
自分の父親に変な反応するなってこと?
仕方ないじゃん,慣れてないんだから……
それから私,そろそろ限界なんだけど…
そんな風に思った。
今,私達は広い車内に3人並んで座っている。
何故か真ん中が私で,2人は車に乗っても手を離してくれず,ずっと握ったまま。
蓮に至っては時々私の手を弄って遊ぶから,油断も好きもありゃしない。
くすぐったい。