年上なのに、翻弄されて
「月奈さん!」
「お! いいねその呼び方」
働くどころか社長だった。
仕事できる人の雰囲気あるし,きっと大きな会社なんだろうな。
「ほら,2人とも頭と身体洗ってさっさと入りな」
-カッポーン。
「呉羽ちゃん,熱くない?」
「はい。良い湯加減です」
今日は朝から海だったもんな。
お湯が身体に染み渡る。
「びっくりしたでしょ? 沙羅は蓮を呼び捨てにするから」
そう月奈さんに聞かれて,初めて沙羅ちゃんを見てボロ泣きしたのを思い出す。
……恥ずかしくなった。
「それは,その……はい」
素直に白状した。
「理由は大したことじゃないんだよ? ただ小さい沙羅がちょっとブラコン気味だったのと,私達の真似をしてたのを誰も止めなかっただけなの」
そうなんだ……そうゆう兄妹もいるよね。
よくよく思い出せば,昔通ってた学童でも名前で呼びあってる子が何人かいた気がする。
「お! いいねその呼び方」
働くどころか社長だった。
仕事できる人の雰囲気あるし,きっと大きな会社なんだろうな。
「ほら,2人とも頭と身体洗ってさっさと入りな」
-カッポーン。
「呉羽ちゃん,熱くない?」
「はい。良い湯加減です」
今日は朝から海だったもんな。
お湯が身体に染み渡る。
「びっくりしたでしょ? 沙羅は蓮を呼び捨てにするから」
そう月奈さんに聞かれて,初めて沙羅ちゃんを見てボロ泣きしたのを思い出す。
……恥ずかしくなった。
「それは,その……はい」
素直に白状した。
「理由は大したことじゃないんだよ? ただ小さい沙羅がちょっとブラコン気味だったのと,私達の真似をしてたのを誰も止めなかっただけなの」
そうなんだ……そうゆう兄妹もいるよね。
よくよく思い出せば,昔通ってた学童でも名前で呼びあってる子が何人かいた気がする。