年上なのに、翻弄されて
だからかは分からないけど,耳が少し赤い蓮は,そのまま呆然とする私の手を引いて歩き出す。
「あっ呉羽ちゃん。どうしても嫌なことされたら夜中でも構わず叫んでね?」
我関せずを徹底していた秋巴さんは呑気にそんなことを言った。
それは,この場に私の味方がいないと言うことと同義。
秋巴さん……もうすでに叫びたいです。
どうしたら良いですか……?
部屋について直ぐ,ベッドに座る蓮に
「おいで?」
と言われる。
なんの違和感もないけど,年下にそんな風に言われる私って何……?
綺麗に片付いていて,蓮らしい落ち着いた部屋。
キョロキョロと部屋を見渡して,私は言われるまま蓮の隣に座った。
そしてハッとなる。
え,私ほんとにここで寝るの?
纏まらない思考の中でも,胸元から手を離したりはしない。
「あっ呉羽ちゃん。どうしても嫌なことされたら夜中でも構わず叫んでね?」
我関せずを徹底していた秋巴さんは呑気にそんなことを言った。
それは,この場に私の味方がいないと言うことと同義。
秋巴さん……もうすでに叫びたいです。
どうしたら良いですか……?
部屋について直ぐ,ベッドに座る蓮に
「おいで?」
と言われる。
なんの違和感もないけど,年下にそんな風に言われる私って何……?
綺麗に片付いていて,蓮らしい落ち着いた部屋。
キョロキョロと部屋を見渡して,私は言われるまま蓮の隣に座った。
そしてハッとなる。
え,私ほんとにここで寝るの?
纏まらない思考の中でも,胸元から手を離したりはしない。