年上なのに、翻弄されて
「ふふっ。本当に可愛い。蓮! 良かったね」
本当にこの兄妹は……
この2人を前にすると,私の方が年上のはずなのに,いとも簡単に翻弄されてしまう。
「……沙羅?」
「ちょっとやだ。そんな怖い顔しないでよ蓮。ハクねぇの顔が赤いのは私のせいじゃないよ? ふふっ。蓮も今月良いことあるかもね? 私のお陰な訳だけど」
ニコニコと笑みを顔に張り付ける蓮に,沙羅ちゃんもえっへんと応戦した。
「じゃあね~ハクねぇ」
「沙羅,僕には?」
「じゃあね! ハクねぇ」
沙羅ちゃんは蓮を妹らしくからかって,菜々美ちゃんと去っていった。
本当にこの兄妹は……
この2人を前にすると,私の方が年上のはずなのに,いとも簡単に翻弄されてしまう。
「……沙羅?」
「ちょっとやだ。そんな怖い顔しないでよ蓮。ハクねぇの顔が赤いのは私のせいじゃないよ? ふふっ。蓮も今月良いことあるかもね? 私のお陰な訳だけど」
ニコニコと笑みを顔に張り付ける蓮に,沙羅ちゃんもえっへんと応戦した。
「じゃあね~ハクねぇ」
「沙羅,僕には?」
「じゃあね! ハクねぇ」
沙羅ちゃんは蓮を妹らしくからかって,菜々美ちゃんと去っていった。