年上なのに、翻弄されて
蓮(好きな人)の誕生日
トゥトゥトゥトルリン♪ ブーブーブー
少し肌寒い風が頬を撫でる今日この頃。
有名な通信アプリの特徴的な着信音と,それによりベッドが振動する音で目が覚めた。
乾燥で肌が痛い。
時刻は朝5時半。
美世ちゃんだ……と,とぼけた頭で電話に出る。
「おはよう呉ちゃん。ちゃんと起きてた?」
美世ちゃんの優しくてフワフワした声にまた眠りそうになる。
「ん。今起きた」
「珍しいね。呉ちゃんの方が早起き得意なのに。緊張で眠れなかった?」
「うん。受け取って貰えるかなって」
目を擦って,美世ちゃん? となにもきこえなくなったスマホに声をかけた。
「呉ちゃん,基本的に私にはいつも素直だけど,今日はそれよりも素直だね。寝起きだから?」
「そうかな? 自分じゃ分かんないや」
少し肌寒い風が頬を撫でる今日この頃。
有名な通信アプリの特徴的な着信音と,それによりベッドが振動する音で目が覚めた。
乾燥で肌が痛い。
時刻は朝5時半。
美世ちゃんだ……と,とぼけた頭で電話に出る。
「おはよう呉ちゃん。ちゃんと起きてた?」
美世ちゃんの優しくてフワフワした声にまた眠りそうになる。
「ん。今起きた」
「珍しいね。呉ちゃんの方が早起き得意なのに。緊張で眠れなかった?」
「うん。受け取って貰えるかなって」
目を擦って,美世ちゃん? となにもきこえなくなったスマホに声をかけた。
「呉ちゃん,基本的に私にはいつも素直だけど,今日はそれよりも素直だね。寝起きだから?」
「そうかな? 自分じゃ分かんないや」