年上なのに、翻弄されて
でも,宿泊研修とかで部屋が同じになった子には毎年言われるかも。



「うん。呉ちゃんが家に泊まりに来ても,同じ時間に目が覚めたりはしなかったから気付かなかったけど……蓮くんの前だとどうなるんだろ」



電話越しにうふふと楽しそうな声が聞こえる。



「呉羽ちゃん。そろそろ時間……」



そうだった。

私のポンコツな頭も,美世ちゃんの言葉で覚醒する。



「ありがとう! ごめん,もう切るね」

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