年上なのに、翻弄されて
「~っ!」
「ね? 呉羽が離すから大丈夫だったでしょ?」
「…っ………? ??」
離すって私の方? おちょくられた?
口をパクパクとさせて,私はどうせこれきりだと平静を取り戻そうと努めた。
落ち着くために机の上のコップに手をかける。
中のチョコミルクティーに口を付けると,既に冷たくなっていて,それが逆に恥ずかしかった。
「はい」
そんな声が聞こえて蓮の方に向き直ると,新たなポッキーが向けられている。
「え? え!? ちょっ蓮!?」
信じられない思いで蓮の目をみると,楽しそうな色が浮かんでいて,明らかに来いと言っていた。
「え,嘘でしょ!?」
嘘,ではなかった。
蓮は私に嘘などつかない。
それ自体はいいのだか,それがこんな形で立証されるなど,誰が想像できただろう。
「ね? 呉羽が離すから大丈夫だったでしょ?」
「…っ………? ??」
離すって私の方? おちょくられた?
口をパクパクとさせて,私はどうせこれきりだと平静を取り戻そうと努めた。
落ち着くために机の上のコップに手をかける。
中のチョコミルクティーに口を付けると,既に冷たくなっていて,それが逆に恥ずかしかった。
「はい」
そんな声が聞こえて蓮の方に向き直ると,新たなポッキーが向けられている。
「え? え!? ちょっ蓮!?」
信じられない思いで蓮の目をみると,楽しそうな色が浮かんでいて,明らかに来いと言っていた。
「え,嘘でしょ!?」
嘘,ではなかった。
蓮は私に嘘などつかない。
それ自体はいいのだか,それがこんな形で立証されるなど,誰が想像できただろう。