年上なのに、翻弄されて
歌うように……限りなく楽しそうに。
                 
                
               
「つまりね? そのコンビニ男子くんは,上辺だけじゃなくて,自分の気持ちや行動に真っ直ぐ向き合って接して貰えたのが嬉しかったんでしょ? だから呉ちゃんに惚れちゃったんだね~」      
                 
             
               
コンビニ男子くんって……蓮の事そんな風に呼んでたの?         
               
男子とくんが共存してることに違和感ありすぎ。           
               
ってゆうか。         
               
               
               
「惚れっ……てないからね!? 向こうも,私も!」          
                
「鈍感呉ちゃんはともかく,向こうは分かんないよ?」          
                
「いや分かるし変な呼び方しないで! そもそも昨日初めて話したんだよ?」
                
「恋に時間は関係ない!」    
               
             
                
あまりの事に絶句した。    
               
まさかの一刀両断。       
               
               
                 
「でも私年上だし……」    
               
「それこそ余計に関係ないよ!」
                
                
                
また……でも,
                 
               
                   
「もぉ~美世ちゃんってば小説の読みすぎだよ! また今の私みたいな状況の小説でも読んだんでしょ? 昔から私相手にあり得ない数で絶対あの人呉ちゃん狙いだよって言ってきて~」            
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