年上なのに、翻弄されて
あの,何で皆は私の話を私を置いてするの?



「ふふっ。呉羽は僕のですよ? だからあげません。これでも譲歩してるんです。無理ならその日,呉羽をさらってさっさと帰ります。」

「クソッめんどくせぇガキだな……わかった。ただし,返事次第でお前には1人で帰って貰う」

「……分かりました」



蓮は微笑みながらも焦っているのを必死に隠そうとしているようにも見えた。



「うっうぅ,美世ちゃぁ~ん」



男2人にそっちのけにされて,美世ちゃんで寂しさを埋める。



「はいはい」



美世ちゃんは私をよしよししてくれて……



「やっぱり私には美世ちゃんだけだよ~」



そう言うと,ずっと私をほったらかしていた2人が反応した。



「呉羽? 呉羽は僕の……だよ?」

「~っだからっなんでいつもそんなことをサラっと恥ずかしげもなくいえるの!?」

「そもそもお前のじゃねぇっつってんだろクソガキ」

「もう三人とも!! そんなことばっかりやってるから……クラスでお弁当食べる人とかに見に来る人とか毎日増えてるの気付いてる!?」



今日も騒がしいお昼となりました……
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