年上なのに、翻弄されて
あれ? 言っちゃ不味かった? でも……



「仲良さげだったし……付き合ってるからデートしてたんじゃないの……?」



違ったら私……美世ちゃんの恋心勝手に暴露しちゃったってこと?



「付き合ってるから! ……そんな泣きそうな顔しないで? たっただ,恥ずかしいだけ」

「み~先パイの初恋が俺とか,聞いてね~んすけど……」



良かった。

2人とも真っ赤になっちゃって初々しい。

これからは全力でこの2人を推そう!



「呉羽先パイ。良いこと教えて貰っちゃったので,み~先パイ連れていっても良いですよ」

「良いの!? 恭くん」

「だってみ~先パイ呉羽先パイのこと気になりすぎてデートどころじゃなくなってるでしょ?」

え,ちょっと待って。
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