年上なのに、翻弄されて
「たっちゃんと恭くんと蓮君!」



蓮も誘うの!?

しばしフリーズして,美世ちゃんに肩を叩かれた。



「わっ私行かないから!」

「だめ! 何のために海に行くの!?」


しっ知らないよ!



「美世ちゃんが言い出したことでしょ! 夏だから行きたいんじゃないの!?」



こうしてなんやかんや言いくるめられた私は,気付いたときにはもう,海に行くことが決定していた。
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