不良彼氏とマジメ彼女
教室に入ると、もう半分くらい人がいた。

夏穂みたいなギャルっぽい子も居れば、おとなしそーな子も居たり、あたしみたく至って普通な感じの子もいた。

なんかみんな性格良さそうな感じだなぁ〜。
よかったぁ。

「ねぇ!あたし羽月。よろしくねっ♪」

「夏穂だよっ。よろしく♪」

「うんっ♪」

すごいなぁ〜夏穂は。
もう友達できてるし!!

「で、この子はあたしの親友の紗英!!」

えっ!!!

「どぉーもッッ!!」

「ど、どーもっ!!」

「あたし羽月。よろしく♪」

「よろしくっ!」

よかったぁ〜。
友達できたぁ〜。

「夏穂ありがとっ。」

「何言ってんの〜!!あたしたち運命共同体でしょ??」

「「…ぷっ。あははっ。」」




そんな楽しい時間を過ごすあたしを、ある光景が一瞬で地に突き落とした………
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