バリキャリ課長の年上彼女は、一途な彼に翻弄される
【決戦日!女性の敵は許しません!】
「緑川くん、ちょっといいかな」
社長から内線で呼び出され、社長室へと向かった。
「失礼します」
「悪いね、呼び立てて。まぁ座って」
青羽社長は、品性のある笑顔の中にも、鋭い眼光が垣間見る。
従業員からも慕われていて、他社からも人望が厚い。
いわゆる人格者であり、私の課長昇進も社長からの勧めで、今頑張れているのも、社長の支えがあったからこそだ。
珍しく社長にしては神妙な顔をしている。
「折り入って個人的な相談があってね。業務以外で大変申し訳ないのだが、誰にも相談できなくてね。緑川くんなら信頼があるから」
「はい・・・なんでしょうか」
「藤井くんとうちの娘が付き合っているのは、知っているよね」
「はい」
「前から気にはなっていたが、まぁ仕事も真面目だし、娘が選んだからと思っていたけどね、一昨日、1枚の写真がドアの下に入っていてね、これなんだが」
社長は携帯の写真を見せてくれた。
「これは・・・」
許せない。
もっと早めに対応すれば良かった。
もう今までのことも伝えよう。
「社長、実は藤井さんは私にも言い寄る場面がありました。ただ、大沙汰にしてもと思い、どうすればいいかと思案中でしたが、これは許すことはできません」
「どうしたものかと思ってね。写真だけでは、彼女の責任にしてどうにでも逃げられるかもしれない」
「今、青羽さんは・・・」
「昨日から妻と一緒に実家に行ってるよ。真相が分かるまで会わさないようにね」
「では、早々に化けの皮をはがしましょう」
詳細については後ほど詰めることにして、社長室を出た。
社長から内線で呼び出され、社長室へと向かった。
「失礼します」
「悪いね、呼び立てて。まぁ座って」
青羽社長は、品性のある笑顔の中にも、鋭い眼光が垣間見る。
従業員からも慕われていて、他社からも人望が厚い。
いわゆる人格者であり、私の課長昇進も社長からの勧めで、今頑張れているのも、社長の支えがあったからこそだ。
珍しく社長にしては神妙な顔をしている。
「折り入って個人的な相談があってね。業務以外で大変申し訳ないのだが、誰にも相談できなくてね。緑川くんなら信頼があるから」
「はい・・・なんでしょうか」
「藤井くんとうちの娘が付き合っているのは、知っているよね」
「はい」
「前から気にはなっていたが、まぁ仕事も真面目だし、娘が選んだからと思っていたけどね、一昨日、1枚の写真がドアの下に入っていてね、これなんだが」
社長は携帯の写真を見せてくれた。
「これは・・・」
許せない。
もっと早めに対応すれば良かった。
もう今までのことも伝えよう。
「社長、実は藤井さんは私にも言い寄る場面がありました。ただ、大沙汰にしてもと思い、どうすればいいかと思案中でしたが、これは許すことはできません」
「どうしたものかと思ってね。写真だけでは、彼女の責任にしてどうにでも逃げられるかもしれない」
「今、青羽さんは・・・」
「昨日から妻と一緒に実家に行ってるよ。真相が分かるまで会わさないようにね」
「では、早々に化けの皮をはがしましょう」
詳細については後ほど詰めることにして、社長室を出た。