バリキャリ課長の年上彼女は、一途な彼に翻弄される
「スポーツ好きなんだけど、野球は経験なくて・・・」
「せっかくですから。こっちに来てください」
赤星くんはバットを私に渡して、私の後ろ側に回り、バットの握り方を教えてくれた。
「こうやって握るんですよ」
バットの握り方と手の位置を丁寧に教えてくれた。
触れる手と体が体温を感じるくらいに近く、どきっとして、胸が高鳴った。
「無理しなくていいですからね」
私は放たれたボールを目指して、バットを振る。
全く当たらない。
「大丈夫ですよ。よくボールを見て」
何度か振っていると、タイミングがわかってきて、わずかにボールが当たり、後ろに跳ねた。
「当たったよ!」
私は嬉しくて赤星くんの方を振り返った。
「おっ、やったぁ~!凄いですよ。その調子です」
赤星くんは自分のことのように喜んでくれていた。
赤星くんみたいに前に飛んで行かないけど、ボールに当たるようになった。
ゲームが終わり、赤星くんのところに近寄ると
「緑川さん、ナイス!」
赤星くんがハイタッチをしてきたので、私もそれに応える。
「上手く飛ばないけど、当たって楽しかった」
「良かったです。緑川さんが普段しないようなこと、今日はしたいなぁと思ってたから。お腹空いてきたし、何か食べに行きましょうか」
仕事の時とは違う自分でいられる。
今は素の自分でいることに、とても心地良く、楽しめた。
「せっかくだから、隠れ家的なところ行きたいですね」
「せっかくですから。こっちに来てください」
赤星くんはバットを私に渡して、私の後ろ側に回り、バットの握り方を教えてくれた。
「こうやって握るんですよ」
バットの握り方と手の位置を丁寧に教えてくれた。
触れる手と体が体温を感じるくらいに近く、どきっとして、胸が高鳴った。
「無理しなくていいですからね」
私は放たれたボールを目指して、バットを振る。
全く当たらない。
「大丈夫ですよ。よくボールを見て」
何度か振っていると、タイミングがわかってきて、わずかにボールが当たり、後ろに跳ねた。
「当たったよ!」
私は嬉しくて赤星くんの方を振り返った。
「おっ、やったぁ~!凄いですよ。その調子です」
赤星くんは自分のことのように喜んでくれていた。
赤星くんみたいに前に飛んで行かないけど、ボールに当たるようになった。
ゲームが終わり、赤星くんのところに近寄ると
「緑川さん、ナイス!」
赤星くんがハイタッチをしてきたので、私もそれに応える。
「上手く飛ばないけど、当たって楽しかった」
「良かったです。緑川さんが普段しないようなこと、今日はしたいなぁと思ってたから。お腹空いてきたし、何か食べに行きましょうか」
仕事の時とは違う自分でいられる。
今は素の自分でいることに、とても心地良く、楽しめた。
「せっかくだから、隠れ家的なところ行きたいですね」