バリキャリ課長の年上彼女は、一途な彼に翻弄される
夜、いつも通りに電話がかかってくる。
どうしよう。
勝手に自分が思い上がっていたのも悪い。
でも、今の私は普通に話は出来ない。
「緑川さん、今日もお疲れ様でした」
「お疲れ様」
「あれ、どうしました?元気ないですけど・・・」
「ちょっと色々あって、もう切るね。それと、これから結構忙しくなって、電話、とれないこともあるから、用事があれば、会社で聞くわ。じゃあ、おやすみ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
私は電話を一方的に切った。
すぐに赤星くんから、電話がかかってくる。
やっぱり私・・・
涙が止まらない。
いつの間にか、こんなにも赤星くんが大切な存在になっていた。
この毎日の時間が無くなれば・・・
きっと元に戻れる。
電話が止まると、メッセージが入った。
「どうしたんですか?大丈夫ですか?」
「電話とってください」
いくつものメッセージが入る。
「おやすみなさい」
それだけを返信して、携帯を伏せた。
明くる日、赤星くんが朝、私の席に来た。
「緑川さん、今後について打ち合わせしたくて、少しいいですか?」
「えぇ。あぁ、私この後予定があって、景山くんに話してくれたら、後で報告受けるから。景山くんお願い」
「・・・はい、わかりました」
私は席を立ち、会議にはまだ時間があるのに、資料を持って会議室に行った。
結局赤星くんは、景山くんには何も伝えず、それからも何度か人事に顔を出したらしい。
ちょうど私が席を外していて、顔を合わすことはなかった。
どうしよう。
勝手に自分が思い上がっていたのも悪い。
でも、今の私は普通に話は出来ない。
「緑川さん、今日もお疲れ様でした」
「お疲れ様」
「あれ、どうしました?元気ないですけど・・・」
「ちょっと色々あって、もう切るね。それと、これから結構忙しくなって、電話、とれないこともあるから、用事があれば、会社で聞くわ。じゃあ、おやすみ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
私は電話を一方的に切った。
すぐに赤星くんから、電話がかかってくる。
やっぱり私・・・
涙が止まらない。
いつの間にか、こんなにも赤星くんが大切な存在になっていた。
この毎日の時間が無くなれば・・・
きっと元に戻れる。
電話が止まると、メッセージが入った。
「どうしたんですか?大丈夫ですか?」
「電話とってください」
いくつものメッセージが入る。
「おやすみなさい」
それだけを返信して、携帯を伏せた。
明くる日、赤星くんが朝、私の席に来た。
「緑川さん、今後について打ち合わせしたくて、少しいいですか?」
「えぇ。あぁ、私この後予定があって、景山くんに話してくれたら、後で報告受けるから。景山くんお願い」
「・・・はい、わかりました」
私は席を立ち、会議にはまだ時間があるのに、資料を持って会議室に行った。
結局赤星くんは、景山くんには何も伝えず、それからも何度か人事に顔を出したらしい。
ちょうど私が席を外していて、顔を合わすことはなかった。