バリキャリ課長の年上彼女は、一途な彼に翻弄される
ようやく会議が終わった。
「緑川さん、今日だけど、やっぱり夜来てよ。二海堂くんが絶対に連れて来てくれって」
吉本さんに衛の見送る会に誘われた。
「明日、午後から外出で、その書類の準備しないといけませんので」
「出来てない分は私が仕上げとくよ。行ってきなさい」
部長にそう言われると仕方ない。
「わかりました。ではまた場所、教えて下さい」
私は席に戻り、定時までに出来るだけ進めようと仕事に取りかかった。
「お疲れ様です。さっき出張前に赤星さん来てましたよ」
「あぁ、そうだ、明日まで出張って言ってたわね。顔見たかったけど仕方ないわね。あっ、景山くん、急でごめん、私今日定時で帰るから」
「あれ?もしかして今日行くんですか?断ったって・・・」
「それが、行くことになったの」
「僕、赤星さんに断ったって言ってしまいました」
「いいわよ。別に。後で伝えるから」
私は、飲み会に参加し、参加したメンバーと衛がいた頃の話で盛り上がった。
もうすぐお開きという時に、携帯が鳴った。
「あっ、充電切れそうじゃない」
画面に表示されたのは拓真の名前だった。
「あっ、拓真、無事着いたのね」
「えぇ、昨日はその、すみませんでした」
「私こそごめんね。もうホテルなの?」
「今、接待の途中なんですけど、奈織さんの声が聞きたくて。何だか賑やかですね」
「そうなの、ごめん、充電無くてもうすぐ切れるかも。吉本さんに誘われて飲み会なの」
「えっ、行かないんじゃ・・・それって」
「奈織、帰るぞ。送るから」
「あっ、みんな帰るみたい、それでね、今度の土曜日だけど、」
ツー、ツー、ツー。
とうとう充電が切れてしまった。
「緑川さん、今日だけど、やっぱり夜来てよ。二海堂くんが絶対に連れて来てくれって」
吉本さんに衛の見送る会に誘われた。
「明日、午後から外出で、その書類の準備しないといけませんので」
「出来てない分は私が仕上げとくよ。行ってきなさい」
部長にそう言われると仕方ない。
「わかりました。ではまた場所、教えて下さい」
私は席に戻り、定時までに出来るだけ進めようと仕事に取りかかった。
「お疲れ様です。さっき出張前に赤星さん来てましたよ」
「あぁ、そうだ、明日まで出張って言ってたわね。顔見たかったけど仕方ないわね。あっ、景山くん、急でごめん、私今日定時で帰るから」
「あれ?もしかして今日行くんですか?断ったって・・・」
「それが、行くことになったの」
「僕、赤星さんに断ったって言ってしまいました」
「いいわよ。別に。後で伝えるから」
私は、飲み会に参加し、参加したメンバーと衛がいた頃の話で盛り上がった。
もうすぐお開きという時に、携帯が鳴った。
「あっ、充電切れそうじゃない」
画面に表示されたのは拓真の名前だった。
「あっ、拓真、無事着いたのね」
「えぇ、昨日はその、すみませんでした」
「私こそごめんね。もうホテルなの?」
「今、接待の途中なんですけど、奈織さんの声が聞きたくて。何だか賑やかですね」
「そうなの、ごめん、充電無くてもうすぐ切れるかも。吉本さんに誘われて飲み会なの」
「えっ、行かないんじゃ・・・それって」
「奈織、帰るぞ。送るから」
「あっ、みんな帰るみたい、それでね、今度の土曜日だけど、」
ツー、ツー、ツー。
とうとう充電が切れてしまった。