絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「エリーちゃん、ちょっと出てくれるかな」
「はーい」
まだ洗濯中だったけれど、私は言われた通りに外に出る。ロベルトさんが手をかざすと、ふわっと水が振動して水流が起こった。
「わあ、いつ見てもすごい!」
私は自動的に回る洗濯桶を覗き込む。シーツが水の中でぐるぐると回転していた。
「他にもあれば、やっておきますよ」
「本当?」
まだ洗濯物が残っていた気がする。私はパタパタと走ってそれらを取りに行くと、順番にそれらを水の中に投入してゆく。次に手にしたのはイラリオさんのズボンだ。一昨日が雨だったので道がぬかるんでいたせいか、裾の部分が泥でべっとりと汚れていた。
「あー、レオ! 汚れたお洋服はちゃんとお水につけてって言ったでしょ」
「あ。悪い、忘れてた……」
イラリオさんははっとしたような顔をして、続いて気まずげに頭を掻く。
「もぉー! 多分これ、落ちないよ」
「だから、悪かったって」
私達の様子を見ていたロベルトさんがふうっと息を吐く。
「全く、どっちが子供かわかりませんね」
「はーい」
まだ洗濯中だったけれど、私は言われた通りに外に出る。ロベルトさんが手をかざすと、ふわっと水が振動して水流が起こった。
「わあ、いつ見てもすごい!」
私は自動的に回る洗濯桶を覗き込む。シーツが水の中でぐるぐると回転していた。
「他にもあれば、やっておきますよ」
「本当?」
まだ洗濯物が残っていた気がする。私はパタパタと走ってそれらを取りに行くと、順番にそれらを水の中に投入してゆく。次に手にしたのはイラリオさんのズボンだ。一昨日が雨だったので道がぬかるんでいたせいか、裾の部分が泥でべっとりと汚れていた。
「あー、レオ! 汚れたお洋服はちゃんとお水につけてって言ったでしょ」
「あ。悪い、忘れてた……」
イラリオさんははっとしたような顔をして、続いて気まずげに頭を掻く。
「もぉー! 多分これ、落ちないよ」
「だから、悪かったって」
私達の様子を見ていたロベルトさんがふうっと息を吐く。
「全く、どっちが子供かわかりませんね」