絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「こんにちはー」
聖騎士団の入り口で、大きな声で挨拶をする。
「お、エリーちゃんこんにちは」
すっかりと顔見知りになった聖騎士団の皆さんは、私が事務所に行くといつも笑顔で迎えてくれる。たまにお菓子をくれたりもする。
私は廊下を抜けて、まっすぐに休憩室へと向かった。
「今日は誰もいないし……。やることなくなっちゃったな」
学校の宿題を終えてノートを閉じる。時計をみると、まだ昼の二時だった。
私がいつも午後の時間を過ごす聖騎士団の事務所の休憩室には、大抵誰かしらの団員さんや事務の方がいる。休憩中の人達だ。けれど、今日は誰もいなかった。
「暇だから、ちょっと外を見てこようかな」
「一緒に行くにゃん」
「うん、行こ」
イラリオさんからは、武器庫や執務室に勝手に入ってはいけないと言われているけれど、そこに近づかなければ平気だよね。
そっとドアを開けて廊下をてくてくと歩く。すぐに目に入ったのはまっすぐな廊下の先にある食堂だった。六人掛けのテーブルがたくさん並んでおり、体格のよい騎士達が満足できる食事を毎日提供している。
聖騎士団の入り口で、大きな声で挨拶をする。
「お、エリーちゃんこんにちは」
すっかりと顔見知りになった聖騎士団の皆さんは、私が事務所に行くといつも笑顔で迎えてくれる。たまにお菓子をくれたりもする。
私は廊下を抜けて、まっすぐに休憩室へと向かった。
「今日は誰もいないし……。やることなくなっちゃったな」
学校の宿題を終えてノートを閉じる。時計をみると、まだ昼の二時だった。
私がいつも午後の時間を過ごす聖騎士団の事務所の休憩室には、大抵誰かしらの団員さんや事務の方がいる。休憩中の人達だ。けれど、今日は誰もいなかった。
「暇だから、ちょっと外を見てこようかな」
「一緒に行くにゃん」
「うん、行こ」
イラリオさんからは、武器庫や執務室に勝手に入ってはいけないと言われているけれど、そこに近づかなければ平気だよね。
そっとドアを開けて廊下をてくてくと歩く。すぐに目に入ったのはまっすぐな廊下の先にある食堂だった。六人掛けのテーブルがたくさん並んでおり、体格のよい騎士達が満足できる食事を毎日提供している。