絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
第2話
■ 第2話
翌日、学校が終わるや否や私は大急ぎで教室を飛び出した。向かった先はもちろん、聖騎士団の本部だ。
「こんにちは!」
「こんにちは、エリーちゃん。随分と急いでいるね」
「うん。用事があるの」
入り口で顔見知りの団員さんに会ったけれど、挨拶もそこそこに奥へと向かう。そのまま廊下を通り抜けて一番奥、イラリオさんの執務室へと向かった。
「レオ、来たよ!」
「お。エリー、早かったな?」
イラリオさんは執務机に向かって椅子に座り、書類の確認をしていた。私に気付くと少し驚いた顔をして壁際の時計を見る。まだお昼を少し過ぎた位だ。
「今は忙しい時間?」
「いや、大丈夫だよ。ちょうど昼休憩中」
休憩しているようには見えなかったけれど、イラリオさんはにこりと笑って立ち上がった。
翌日、学校が終わるや否や私は大急ぎで教室を飛び出した。向かった先はもちろん、聖騎士団の本部だ。
「こんにちは!」
「こんにちは、エリーちゃん。随分と急いでいるね」
「うん。用事があるの」
入り口で顔見知りの団員さんに会ったけれど、挨拶もそこそこに奥へと向かう。そのまま廊下を通り抜けて一番奥、イラリオさんの執務室へと向かった。
「レオ、来たよ!」
「お。エリー、早かったな?」
イラリオさんは執務机に向かって椅子に座り、書類の確認をしていた。私に気付くと少し驚いた顔をして壁際の時計を見る。まだお昼を少し過ぎた位だ。
「今は忙しい時間?」
「いや、大丈夫だよ。ちょうど昼休憩中」
休憩しているようには見えなかったけれど、イラリオさんはにこりと笑って立ち上がった。