絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「リボンはエリーとイリスがお揃いで付けたらいいんじゃないかな?」
「私とイリスがお揃い?」
その提案は想定外だったようで、アリエッタが金色の瞳を瞬かせる。
「ああ、そうだ。ほら、リーンは俺と出歩くことが多いから、落としちゃったら大変だろ」
俺はアリエッタの手に乗った赤とピンクのリボンをそっと取ると、それを代わりにアリエッタ自身の髪の毛に付けてやる。
「ほら、とっても可愛いよ」
その瞬間、アリエッタの頬がほんのりとピンク色に染まる。まだまだ小さいけれど、可愛いと褒められると照れてしまうなんて女の子だなあと感じた。
そして、何よりも──。
(いや、本当に可愛いな。天使だな!)
なんとかこの場の問題を穏便に解決しようとその場しのぎに口にした提案だったが、リボンは想像以上にアリエッタに似合っていた。赤とピンクという色合いも、アリエッタの茶色い髪の毛にちょうどいい。
(これはもっと色々と買って、エリーを着飾らせなければ)
自分の子供を可愛い洋服や小物で着飾らせる親が世の中にはたくさんいるが、気持ちが理解できたぞ。まあ、アリエッタは世界一可愛いから何を着ても似合うがな。
「私とイリスがお揃い?」
その提案は想定外だったようで、アリエッタが金色の瞳を瞬かせる。
「ああ、そうだ。ほら、リーンは俺と出歩くことが多いから、落としちゃったら大変だろ」
俺はアリエッタの手に乗った赤とピンクのリボンをそっと取ると、それを代わりにアリエッタ自身の髪の毛に付けてやる。
「ほら、とっても可愛いよ」
その瞬間、アリエッタの頬がほんのりとピンク色に染まる。まだまだ小さいけれど、可愛いと褒められると照れてしまうなんて女の子だなあと感じた。
そして、何よりも──。
(いや、本当に可愛いな。天使だな!)
なんとかこの場の問題を穏便に解決しようとその場しのぎに口にした提案だったが、リボンは想像以上にアリエッタに似合っていた。赤とピンクという色合いも、アリエッタの茶色い髪の毛にちょうどいい。
(これはもっと色々と買って、エリーを着飾らせなければ)
自分の子供を可愛い洋服や小物で着飾らせる親が世の中にはたくさんいるが、気持ちが理解できたぞ。まあ、アリエッタは世界一可愛いから何を着ても似合うがな。