絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「イリス、お揃いだって」
アリエッタはすっかり機嫌を直し、イリスをむぎゅっとする。
「お揃いだにゃん」
イリスも尻尾を振る。
ところで、イリスが聖獣で、しかも喋ると言うことを俺はつい最近まで知らなかった。ザグリーンに『なぜずっと一緒にいたのに知らぬのだ?』と呆れたように聞かれたときの俺の気持ち、誰が察してほしい。
確かに餌を食べているところを一度も見たことがなかったが、ただ単にアリエッタが俺がいない間に餌をあげているのだと思っていたのだ。
『エリー、イリスは聖獣なのか?』
初めてイリスが喋っているのを聞いたとき、俺は驚きのあまりアリエッタに尋ねた。
『うーん、そうみたい。喋るネコは不思議だから、秘密にしておいたほうがいいのかなって思って誰にも言っていなかったの。ごめんなさい』
アリエッタはシュンとする。アリエッタによると、イリスはアリシアの聖獣なのだという。だから、俺はアリエッタがイリスをアリシアの忘れ形見のように大切にしているのだと理解した。
アリエッタはすっかり機嫌を直し、イリスをむぎゅっとする。
「お揃いだにゃん」
イリスも尻尾を振る。
ところで、イリスが聖獣で、しかも喋ると言うことを俺はつい最近まで知らなかった。ザグリーンに『なぜずっと一緒にいたのに知らぬのだ?』と呆れたように聞かれたときの俺の気持ち、誰が察してほしい。
確かに餌を食べているところを一度も見たことがなかったが、ただ単にアリエッタが俺がいない間に餌をあげているのだと思っていたのだ。
『エリー、イリスは聖獣なのか?』
初めてイリスが喋っているのを聞いたとき、俺は驚きのあまりアリエッタに尋ねた。
『うーん、そうみたい。喋るネコは不思議だから、秘密にしておいたほうがいいのかなって思って誰にも言っていなかったの。ごめんなさい』
アリエッタはシュンとする。アリエッタによると、イリスはアリシアの聖獣なのだという。だから、俺はアリエッタがイリスをアリシアの忘れ形見のように大切にしているのだと理解した。