絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「うーん。じゃあ」
イラリオさんは部屋の中を見回し、ザグリーンのほうを見る。
「リーン。エリーと一緒に散歩してやってくれ」
「ああ、構わない」
寝そべっていたザグリーンは顔を上げて頷く。
「えっ!」
イラリオさんとザグリーンのやり取りを聞き、私はびっくりして小さく声を上げる。
ザグリーンが一緒に? それは嬉しいけど、いいのだろうか。だって、ザグリーンはイラリオさんと契約している聖獣なのだ。
「大丈夫なの」
「大丈夫だ。リーンと契約する前だって、普通に過ごしてきた」
「それはそうなんだけど──」
私は口ごもる。
契約しているのに、一緒にいなくて本当にいいの?
「心配しなくてもいい。必要があれば、リーンは呼べば俺のところにすぐ来られるから。エリーに何かがあったときの護衛になるし、俺に知らせることもできる。一石二鳥だろ?」
「すぐに来られる?」
イラリオさんは部屋の中を見回し、ザグリーンのほうを見る。
「リーン。エリーと一緒に散歩してやってくれ」
「ああ、構わない」
寝そべっていたザグリーンは顔を上げて頷く。
「えっ!」
イラリオさんとザグリーンのやり取りを聞き、私はびっくりして小さく声を上げる。
ザグリーンが一緒に? それは嬉しいけど、いいのだろうか。だって、ザグリーンはイラリオさんと契約している聖獣なのだ。
「大丈夫なの」
「大丈夫だ。リーンと契約する前だって、普通に過ごしてきた」
「それはそうなんだけど──」
私は口ごもる。
契約しているのに、一緒にいなくて本当にいいの?
「心配しなくてもいい。必要があれば、リーンは呼べば俺のところにすぐ来られるから。エリーに何かがあったときの護衛になるし、俺に知らせることもできる。一石二鳥だろ?」
「すぐに来られる?」