絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
どういうことだろうと思ってザグリーンのほうを見る。
ザグリーンは座って耳の後ろを後ろ足で器用に掻いていた。
「高位の聖獣は、そういうことができる」
「そういうこと?」
「必要に応じて、転移できる」
それを聞いて、ザグリーンと初めて出会った日のことを思い出す。
(あっ、だから……)
エリクサーが作れなくて混乱していた私の元に、ザグリーンは突然現れた。普段ザグリーンがアメイリの森にいたことを考えると、あれは空間転移して私の目の前に訪れたのだ。
(あれ? ということは、イリスも?)
あのとき、ザグリーンはイリスが呼びに来たと言っていた。特に何も疑問に思っていなかったけれど、イリス自体も転移できないとザグリーンを呼びに行くことなどできないはずだ。
(イリスって、普通にお喋りもできるし実はかなり高位の聖獣なの?)
ザグリーンは座って耳の後ろを後ろ足で器用に掻いていた。
「高位の聖獣は、そういうことができる」
「そういうこと?」
「必要に応じて、転移できる」
それを聞いて、ザグリーンと初めて出会った日のことを思い出す。
(あっ、だから……)
エリクサーが作れなくて混乱していた私の元に、ザグリーンは突然現れた。普段ザグリーンがアメイリの森にいたことを考えると、あれは空間転移して私の目の前に訪れたのだ。
(あれ? ということは、イリスも?)
あのとき、ザグリーンはイリスが呼びに来たと言っていた。特に何も疑問に思っていなかったけれど、イリス自体も転移できないとザグリーンを呼びに行くことなどできないはずだ。
(イリスって、普通にお喋りもできるし実はかなり高位の聖獣なの?)