絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
(ザグリーンがやっつけたのかな?)
そして、状況が段々わかってくると心配なことが出てきた。私はちらりとイラリオさんを見る。
(イラリオさん、私が元に戻った姿を見てないよね……?)
あの場にいたのは、不思議な男の人とイリスとザグリーン、それに魔獣とイラリオさんだ。イリスとザグリーンは元々私が姿を偽っていることを知っているからいいとして、イラリオさんに知られるのは避けたい。
「ん? エリー、どうした?」
私の視線に気付いたイラリオさんが心配そうな顔で私を覗き込んでくる。
「…………。心配かけてごめんね」
「何だそんなこと。気にするな。今日は大事を見て一日入院みたいだが、明日には退院できる」
「うん……。今日の夕ご飯、イラリオさんが好きな鶏肉のソテーのはずだったの」
「それはちょっと残念だ。また別の機会に作ってくれ。エリーが作ったものは何だって美味しいからな」
また別の機会にと言ってくれたということは、私はまだイラリオさんと一緒にいていいのだろうか。
イラリオさんを見ると、優しく笑いかけられた。なんだかその表情を見たら、胸がキュンとした。
そして、状況が段々わかってくると心配なことが出てきた。私はちらりとイラリオさんを見る。
(イラリオさん、私が元に戻った姿を見てないよね……?)
あの場にいたのは、不思議な男の人とイリスとザグリーン、それに魔獣とイラリオさんだ。イリスとザグリーンは元々私が姿を偽っていることを知っているからいいとして、イラリオさんに知られるのは避けたい。
「ん? エリー、どうした?」
私の視線に気付いたイラリオさんが心配そうな顔で私を覗き込んでくる。
「…………。心配かけてごめんね」
「何だそんなこと。気にするな。今日は大事を見て一日入院みたいだが、明日には退院できる」
「うん……。今日の夕ご飯、イラリオさんが好きな鶏肉のソテーのはずだったの」
「それはちょっと残念だ。また別の機会に作ってくれ。エリーが作ったものは何だって美味しいからな」
また別の機会にと言ってくれたということは、私はまだイラリオさんと一緒にいていいのだろうか。
イラリオさんを見ると、優しく笑いかけられた。なんだかその表情を見たら、胸がキュンとした。