絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
けれど、目の前のイラリオさんの様子から、まずはこの石に触らないと話が始まらなさそうだと悟る。
(石に触る位なら、何の問題もないか)
そう思って言われるがままにその石に触れた瞬間、石が七色の光を発した。石に刻まれた花の刻印が浮かび上がり、空中で大輪を咲かせたように煌めく。
「えっ、何これ」
驚いた私はぱっと手を引っ込める。
(触っただけでこんなことが起きるなんて、これは魔法?)
わけがわからずにどういうことかとそのイラリオさんを見ると、彼も驚いたように目を見開いている。
(なんでこの人まで驚いているの? こうなることを予想して触らせたわけじゃないの?)
わけがわからない。
呆然としていると、イラリオさんはなぜか床に片膝をついて跪いた。自然な所作で唖然とする私の片手を取る。
(石に触る位なら、何の問題もないか)
そう思って言われるがままにその石に触れた瞬間、石が七色の光を発した。石に刻まれた花の刻印が浮かび上がり、空中で大輪を咲かせたように煌めく。
「えっ、何これ」
驚いた私はぱっと手を引っ込める。
(触っただけでこんなことが起きるなんて、これは魔法?)
わけがわからずにどういうことかとそのイラリオさんを見ると、彼も驚いたように目を見開いている。
(なんでこの人まで驚いているの? こうなることを予想して触らせたわけじゃないの?)
わけがわからない。
呆然としていると、イラリオさんはなぜか床に片膝をついて跪いた。自然な所作で唖然とする私の片手を取る。