絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
その後も私とイラリオさんは買い物をしてクッションなどの小物や日用品を調達し、家に着く頃にはすっかりと夕方になっていた。
「夕食作らないとだな」
夕焼けに染まる空を見上げイラリオさんが心底面倒くさそうに呟く。
どうやら、料理はあまりお好きではないようだ。
「夕食、なーに?」
「あー、スープでいいか?」
そういえば、昨日も乱切りにした野菜と肉を鍋に突っ込んで塩を入れて煮ただけの超お手軽料理だった。もしかしてイラリオさん、あれしか作れない?
「それか、町に戻って外で食べて──」
「はいっ! わたし、作ります」
イラリオさんが外食を提案しようとしたので、私は梳かさずピシッと手を上げる。
「え、エリーが? それは危ないからだめだ。火を使うから、火傷したら大変だ」
イラリオさんはとんでもないとでも言いたげに片手を振る。
「でも、今までも毎日作っていたもの」
「エリーが? 毎日?」
イラリオさんは驚いたように目を見開く。そして、はっとしたように口元を手で押さえた。
「夕食作らないとだな」
夕焼けに染まる空を見上げイラリオさんが心底面倒くさそうに呟く。
どうやら、料理はあまりお好きではないようだ。
「夕食、なーに?」
「あー、スープでいいか?」
そういえば、昨日も乱切りにした野菜と肉を鍋に突っ込んで塩を入れて煮ただけの超お手軽料理だった。もしかしてイラリオさん、あれしか作れない?
「それか、町に戻って外で食べて──」
「はいっ! わたし、作ります」
イラリオさんが外食を提案しようとしたので、私は梳かさずピシッと手を上げる。
「え、エリーが? それは危ないからだめだ。火を使うから、火傷したら大変だ」
イラリオさんはとんでもないとでも言いたげに片手を振る。
「でも、今までも毎日作っていたもの」
「エリーが? 毎日?」
イラリオさんは驚いたように目を見開く。そして、はっとしたように口元を手で押さえた。