絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「そうか、アリシアが仕事で忙しいから……。その間、エリーはひとりぼっちで夕飯を用意して待っていたんだな」
イラリオさんが聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟くのが聞こえた。
「エリー、大変だったな。でも、ここではそんなことしなくても大丈夫だ」
イラリオさんが私の頭にポンと手を乗せ、首をふるふると左右に振る。
うーむ。これは絶対に何か大きな勘違いをされている気がする。
「そうじゃなくて、私はご飯を作るのが好きなの! 色々つくれりゅんだから!」
私は声高々にそう宣言する。いい場面なのに舌噛んだけど気にしない!
なんとかして説得しないと、毎日同じメニューを食べ続けることになってしまいそう。
一方のイラリオさんは、私が気を使って言っているとでも思っているのか、「しかしだなぁ」と困惑顔だ。私はむむむっと唸る。
「じゃあ、これならどう? レオと一緒に作る」
「俺と一緒に?」
「うん」
それならば文句も言うまい。
イラリオさんが聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟くのが聞こえた。
「エリー、大変だったな。でも、ここではそんなことしなくても大丈夫だ」
イラリオさんが私の頭にポンと手を乗せ、首をふるふると左右に振る。
うーむ。これは絶対に何か大きな勘違いをされている気がする。
「そうじゃなくて、私はご飯を作るのが好きなの! 色々つくれりゅんだから!」
私は声高々にそう宣言する。いい場面なのに舌噛んだけど気にしない!
なんとかして説得しないと、毎日同じメニューを食べ続けることになってしまいそう。
一方のイラリオさんは、私が気を使って言っているとでも思っているのか、「しかしだなぁ」と困惑顔だ。私はむむむっと唸る。
「じゃあ、これならどう? レオと一緒に作る」
「俺と一緒に?」
「うん」
それならば文句も言うまい。