あたしの幸せ人生と不幸せ人生
父が焼かれている時

あたしは外にでた

外には兄もいた

あたしはタバコに火をつけた


「お兄ちゃん」

「ん?」

「お父さんの顔さ笑ってるように見えなかった?」

「見えた。」

「何かむかつく。」

「あぁ。」

「清々しい顔して。あたし達がどんだけお父さんのせいで大変だったか。」

「めちゃくちゃな父親だったな。」

「まず名前がありえないでしょ。
性格がありえないでしょ。
顔なんてゴリラみたい。」

「まぁな。仕事してなかったしな。」

「あたし小さい頃パチンコ、競馬、麻雀、スロット、家の警備、全部本当に仕事だと思ってた。」

「ははは。俺も。」

「あはは。」

今思えば笑い話

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