海と空の狭間で……
ドキドキします!
空に好きになられる理由が分からない__


そんな疑問で脳内が満タンになった状況のまま時間は過ぎて、あっという間に放課後だ。


「アスナ〜!一緒に帰ろ!!
詳しく聞きたい事有るし〜!!」


ニヤニヤした笑みを浮かべながら、そんな事を言ってくるかすみ。


聞きたい事かぁ。

私だって、かすみに聞きたい事が有る。


「うん」


教室を出ると下駄箱に向かい、ローファーに履き替える。


「アスナぁ!!
空君めちゃくちゃ良い子だと思わない!?」
「うん。
喋っていて楽しかった……」


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