海と空の狭間で……
そう言われると受け入れる事が出来そうだ。


『ありがとう!』


精一杯、お礼を言ってみたが照れ臭くて堪らない。


『それでいい』


話を変えたい__


『空君は何のバイトしているの!?』
『親族の家の留守番が多いかな』


なるほど。

だから、スマホを触れるんだ。


気が付いたら部屋が薄暗くなっていて、カラスの鳴き声が聞こえる。


日が落ちるのも気付かないくらい、空とのメッセージのやり取りに夢中になっていた自分が居た。


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