海と空の狭間で……
「何も無いよ……」
「そうか」


日常の日課を済ませたら、部屋に戻りベッドに横になる。


今日は空から連絡が来ない。


そう分かっているのに、鳴らないスマホを握り締めた。


もしかしたら、ひょっこり連絡が来るんじゃないかなんて思ってしまうんだ。


時間空いたから連絡した__


なんて、言われたら嬉しい。


ああ。
空の声が聞きたい。
話したい。
一緒に笑いたい。


そんな思いが募っていくばかり。
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