海と空の狭間で……
「なにも、すぐに転校させる訳じゃない。
害虫が消えてくれたら、転校しなくて大丈夫だよ」
そう言って、私の頭を撫でるお兄ちゃん。
『害虫』て言葉を口にした時、凄く冷めた目で空を見ていた。
「害虫扱いですか」
呆れた表情を見せる空。
「すぐに転校は無いから安心しろよ。
とりあえず、今日は帰ってくれないか?
これからに付いて話し合うから、また明日来てくれ」
もう、空と会う事は出来ない。
そう覚悟していたのに、明日も空に会えるんだ。
害虫が消えてくれたら、転校しなくて大丈夫だよ」
そう言って、私の頭を撫でるお兄ちゃん。
『害虫』て言葉を口にした時、凄く冷めた目で空を見ていた。
「害虫扱いですか」
呆れた表情を見せる空。
「すぐに転校は無いから安心しろよ。
とりあえず、今日は帰ってくれないか?
これからに付いて話し合うから、また明日来てくれ」
もう、空と会う事は出来ない。
そう覚悟していたのに、明日も空に会えるんだ。