海と空の狭間で……
私は、空が好きなんだ__


「明日ならアスナと話せるんですね?
約束は守って下さいよ」


それだけ言い残すと、空は玄関から出ていった。


お兄ちゃんと2人っきりの空間に違和感を感じてしまう。


今までとは違う。


「アスナ」
「うん?」
「話をするからリビングに来い」


そう言うと、リビングに向かったお兄ちゃんの後をついて行く。


「アスナ__

アスナの好きな奴って、さっきの奴なのか?」





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