海と空の狭間で……
同じ組__


それって、お兄ちゃんはそういう仕事をして私を育ててくれていたって事?


「アスナ」
「うん」
「俺の事嫌になったか?」


いつも、自信に満ち溢れた表情のお兄ちゃんの表情に不安が見え隠れしている。


ヤクザって事を隠していたお兄ちゃん。


お兄ちゃんにとって、この仕事はコンプレックスなのだろうか。


「嫌になんてならないよ!」
「本当にか?」


心底安心した表情を浮かべる。
< 162 / 434 >

この作品をシェア

pagetop