海と空の狭間で……
「それって、普通の仕事みたいだね」


お兄ちゃんが嬉しそうな表情を浮かべる。


「事務員みたいなもんだ」
「そっかあ!
じゃあ、空がヤクザだとしても問題は無いよ!」
「アイツはまた違う!!」


せっかくほのぼのとしていたのに、お兄ちゃんの周りの空気がガラリと変わる。


__そんなに、空の事が嫌なのかな?


「……」
「アイツは気が短いから、一緒に居ると苦労する。


俺は、アスナには幸せになって欲しいんだ」
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