海と空の狭間で……
お兄ちゃんが起きた気配を感じたら、スマホをいつもの場所に隠して、リビングに向かう。

そこには、少し寝癖の付いたお兄ちゃん。


普段完璧過ぎるイメージだから、寝癖が微笑ましい。


コーヒーを入れるとお兄ちゃんの前に置いた。


苦い苦い匂い。


「コーヒーありがとう。

今日は本当に学校に行くのか?」


自分でいいと言ったのに、心配そうなお兄ちゃん。


あ、私って箱入り娘だな。なんて、考えてしまう。




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