海と空の狭間で……
お兄ちゃんの気配が消えたのを確認すると、布団の中からスマホを取り出し、メッセージを確認する。


メッセージは3件。


全て空からの物だ。


返事が返せなかったからか、私が寝てしまったと思い込んで『ゆっくりねるんだよ!』なんてメッセージをくれた空が愛おしい。


まだ、やり取りの続きがしたくて慌ててメッセージを作成する。



『ごめん!!

お兄ちゃんが部屋に来て、はなしていた!!』



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