海と空の狭間で……
「本当にそう思ってくれているなら、凄く嬉しいな……」


ニヤけたかすみと目が合う。


「なに?なに?両思い!?」


そういえば、空とは凄く仲良くしているのに付き合ってなかったなぁ……。

なんて、思いながら口をボソボソ動かした。


「そ、そうだと良いな……」


目を丸くして私を見ている、空。


「えっ!えっ!!

俺も両思いだったら嬉しいんで、付き合ってください!!」


スマホも借りて、夜中2人で話して、付き合っていないだなんて不思議だなと思いながら、コクリと頷く。
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