海と空の狭間で……
最後に残った唐揚げを口に放り込み飲み込むと、ゴクリという大きな音が屋上に響き渡った。


そして、ニタリと笑うかすみ。



「せっかく両思いになったんだから、若者2人で話しなさいな!!」


わ、若者って……。

かすみも同級生じゃない!!


そう突っ込む隙も与えずに、「でわ、ワシは去るぞ!!」と言って弁当箱を直したかすみは、そそくさと屋上を後にした。


困る__
困る__

緊張するー!!!


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