海と空の狭間で……
放課後__


一瞬お兄ちゃんの顔が浮かんだ。


でも、仕事って言っていたし、1.2時間くらいなら大丈夫だろう。


「う、うん……」
「なに?アスナは乗り気じゃないの?」
「いや、そう言う訳じゃない……」
「もしかして、空より海さんが好きだとか?」


驚いた__


かすみから見ても、そんな風に見えているという事だろうか?


「そ、そんな風に見えるかな?」
「なんていうか、あんなかっこいい海さんに育てて貰ったら私なら好きになっちゃうなって思ったの!!」
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