海と空の狭間で……
「お兄ちゃんは、悪くない!!
なんかね、もう二度と知っている人に会えない気がしていたから来てくれて嬉しいな!!」


本気でそう思ったら、涙が目に溜まる。

不安で、不安で、潰れそう。

でも、私が泣いたらお兄ちゃんは困ってしまうだろう。


「アスナ……」
「ん!?」
「俺が、アスナを育てる事にしたから!!」


私はひとりぼっち。

そう思って居たのに……

お兄ちゃんの言葉に涙が止まらない……
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