海と空の狭間で……
「じゃあ、アスナは私と帰ろう!」
「うん」


かすみと一緒に居る所なら、鉢合わせしても大丈夫なんて思ってしまう。


そんな私はズルい__


かすみと2人になると、静寂が訪れて、なんだか気まずい。


その沈黙を破ったのはかすみだった。


「なんか、キツい言い方しちゃってごめん……」
「あ、ううん!」
「よく考えたら、海さんってアスナの親代わりなんだよね……」
「うん……。そうなの……」



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