海と空の狭間で……
なんて、返事をしようか__


「ごめん。
今のは忘れろ__」


困っていると、一言だけ残して自分の部屋に向かったお兄ちゃん。


リビングに取り残される。


無駄に焼けていく焼肉を皿に取って、ホットプレートの電源を消した。


いつもなら、お兄ちゃんの様子を見に部屋に行くだろうが、今はそれが出来ない。


だって、お兄ちゃんが私を好き?


しかも、お兄ちゃんは冗談なんか言う人じゃ無い。

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