海と空の狭間で……
『通話出来るかな?』


ドキドキしながらメッセージを送る。


『大丈夫?』


そう聞いてくれる空は、私が家に居ると思って居るのだろう。


空はいつも気遣ってくれる。


『大丈夫だよ』
『やったー!
掛けても良いかな?』


こうやって、喜んでくれるのが嬉しい。


『うん!』


直ぐに、スマホが震え通話モードに切り替えた。


夜に空と通話するなんて、懐かしい感じがしてしまう。




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